昨年2019年9月にオープンした日本橋コレド室町テラスで、待ちに待った台湾の誠品書店が出店したのは記憶に新しいところ。東京で台湾の雰囲気を味わえるかも!と楽しみにしていました。
海外旅行はまだしばらく楽しめない今、台北関係の記憶を書いてみようと思います。
台北買い出し旅行記の前に…誠品書店について

コレド室町テラス
嬉しいことにコレド室町テラスのプレオープンにお邪魔する機会を得ました。これまで台湾で購入したことがある化粧品や中国茶やスイーツの他に、台湾の漢方ライフスタイルブランド「DAILILY」や、台湾をイメージした香水を販売する「P. Seven 茶香水」など、まだ行ったことがなかったお店の品々に触れられてドキドキしました。
写真は、その時食事したレストラン「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」のテラスからの眺めです。
本場台湾の誠品書店へも訪れたことがあります。台北の誠品書店敦南店は、24時間営業、深夜に本を自由に読み(床に座っている人も!)、おしゃれなカフェでお茶を飲みながら涼んでいる台湾人に衝撃を受けました。台北のほかの誠品書店もまわり、ただの文化発信拠点としての本屋の姿に、なぜ日本にはないの!?と不満に思ってたんです。
現在は、日本でも蔦屋書店で似た打ち出し方を味わえますが、蔦屋書店ですら後続感があり、あらためて台湾は面白いと思います。
かまる流!台北買い出し旅
それでは、台北買い出しの旅の記憶を…。
訪れるたびにグルメ、ショッピング、マッサージを楽しめる台北。漢方や薬膳に興味が出てきてからは、それに加えて、食材買い出しの旅になってきています。
必訪なのは古き問屋街・迪化街
台北の古い街並みが残っている迪化街。
もともとは、漢方、乾物、お茶、キッチン用品などがずらーっと売られてました。近頃は、古い建物をリノベーションして、ギャラリーやカフェに生まれ変わる店舗が増え、この数年で新旧競合感が。
アートやカルチャーが、古い街並みに混ざってきて、東京のイーストエリアと似ています。
購入必至のハーブティー
私はいつも迪化街で食材を買います。まずは、ハーブティー。ハイビスカスがベースで、ドライフルーツやローズヒップなどがふんだんに入ってる南国ならではのフルーツティー。きれいなルビー色のお茶になり、ホットもコールドも両方美味しい。日差しが強い台湾ですから、ビタミンCが摂れるブレンドは理にかなってます。
お茶以外では、台湾スイーツの愛玉子の素や、漢方パウダーなども売っているので買うことも。
特に決めてる店はなく、行くたびに販売員の人との交流が楽しかった店でふらっと買って楽しんでいます。
漢方薬局の薬膳スープキット
また、ここらは漢方薬局も多く軒先で、効能別で薬膳スープのキットを売っているんです。キットを煮出して肉と野菜を煮込めばいいので、私は日頃の養生として定期的に薬膳スープを作って飲んでいます。
自分で単品の生薬を買ってブレンドしたほうが安くあがりますが、それも手間なので、いつもキットをまとめ買いしてます。
台湾雑貨も見逃せない
お茶以外のお買い物は、永楽市場の2階で、台湾の花布のポーチを買います。
花布を見ると気分が明るくなるのでコスメポーチにしてますが、コスメでどうしても汚れてくるので、行くたびにアップロード、現在使用してるのは4代目です。
お手頃価格のおつまみ系も
カラスミやホタテの乾物を買う時も。台湾は日本に比べて安いので、カラスミは台湾式にスライスした大根にはさんでおつまみにしたり、パスタにしてプチ贅沢を楽しみます。ホタテはいいダシが出るので中華風スープや、お粥などに使います。
台湾のオーガニックマーケット
「四四南村」で開催される週末オーガニックマーケット、「簡単市集(Simple Market)」。
ランドマーク台北101のすぐ近くにこんな古い建物がある対比が面白いのです。1948年に中国から国民党の軍人と家族が渡ってきて集団で住み着いた「眷村」と呼ばれた区画を、文化遺産保全地区としてリニューアルしたスポットです。
外のブースでは、手作り雑貨や、食品、ライブをやっていたり、フリーマーケットの雰囲気。営業時間が日曜日の13:00~19:00と短いので要注意です。
ブースの脇にある常設の建物「好、丘」では、雑貨、オーガニックフードを売っていたり、ギャラリーやカフェが。
Made in Taiwanのオーガニックの調味料やお茶、蜂蜜、ナチュラル系コスメもあって、重くなきゃ買いこむところですが、ビン類は重くて諦めました。
いくつか本も置いてあり、有機農法の本など、台湾のオーガニック事情も漢字を拾い読みできて面白かったです。
思念の耳かき?
ブースで買った耳かき。箱に書いてある「思念」(何故に?)という文字と、綿毛のまあるいほわほわ感にやられました!このフォルムとやや小さめな感じ、可愛くないですか?
こんなブースでした。お店に立ってた方が耳かきも作ったとのこと。昔の小間物屋みたいで、湯たんぽとか小さな刷毛も売ってて、懐かしい感じがしました。
残念ながら私は粘耳タイプなので、仕方なく綿棒でぬぐうだけなので、これで誰かの耳垢をとってみたい気がしますね。
ちなみに、台湾の足ツボマッサージのお店は、店によって耳かきというオプションがあります。ある店でお願いしたら、ヘッドライトをつけて、お医者さんみたいに耳穴をのぞいて、深いところまで耳垢をとって、最後に小さな小さなメスみたいな刀で耳の穴の毛をぐるっと剃ってくれました。あれはプロフェッショナルでしたね~。
行きたい想いがつのる…魅力溢れる台北
台北は弾丸旅行も可能ですし、台北市内の他、近くの新北投や烏来温泉、猫空の中国茶館は気軽に行けますから、プランに加えると近郊で数日楽しめます。

猫空の邀月茶坊
また、前回台東について書きましたが、余裕があればプラスさらに地方に足をのばして、田舎の雰囲気を楽しんでもあっという間に1週間は経つので飽きませんよ。おすすめです。