台湾の幻のスパイス「馬告」が、日本でも色々なところで!台東旅行記③

これまで2回にわたってお送りしてきた台東旅行記(2018年に訪れました)、この記事でラストです。今回はお土産に買って帰ってきたスパイス「 馬告 」についてご紹介します。

2018年に訪れた台湾・台東

台湾の台北は日本人に根強い人気を誇る旅行先ですが、近年では「台東」も人気になっています。台北から台湾鉄道に乗って、約3時間30分ほどのところに台東はあります。山も海もある美しい自然が魅力的で、さらに原住民族の文化が残る独特な町です。

豊かな自然の中で育ったフルーツやお茶などが特産物で、インパクトがあったのが「釈迦頭(シャカトウ)」というフルーツ。ゴツゴツした表面がお釈迦様の頭のような形に似ていることから呼ばれているようです。

そして、今回の記事のメインテーマである「スパイス」も台東の特産物となっています。中でも、「 馬告 」というスパイスが今台湾好きの中で注目度が急上昇しているんですよ。〈台東旅行記①台東旅行記②もぜひご覧ください!〉

馬告 ってどんなスパイス?

馬告 、読み方はマーガオ。見た感じは黒胡椒のようなこのスパイス、レモングラスやバイマックルー(トムヤムクンなどでおなじみのコブミカンの葉)が混ざったような東南アジアの香りです。台湾料理店以外の料理人でも魅せられている人が多いそう。さらに、今最も気になる免疫力のほか多くの効果が美味しく期待できるらしいのです。

長寿を意味する言葉でもあるらしい 馬告 は、免疫力増進のほか殺菌や抗うつ効果もあるといわれています。

台湾の奥地で自生する希少スパイス

この 馬告 台湾の原住民「タイヤル族」の住む山奥にだけに自生しているそう。日本人にはまだまだ珍しいスパイスですが、原産地の台湾でもとても希少で“レアスパイス”と呼ばれています

あらゆる料理に使える万能さ

馬告 は様々な料理に使えます!中華はもちろん、パスタやピザに合わせても美味しいですし、タイやベトナム料理などエスニック、刺身やとんかつなどの和食にも。

かまる流では「 馬告 風味の豚肉炒め」レシピをご紹介していますので、ぜひ作ってみてください。レシピはこちら

馬告 を買える場所は?

写真の 馬告 は20g入り。産地近くでなくても、食雑貨のセレクトショップ「神農生活」など台北で買えるところもあります。

とはいえ、コロナウイルスで世界的に自粛モードの今、台湾へ行くことはできませんよね。そんな中「神農生活」は近鉄百貨店にて日本でのフランチャイズ展開を発表しているので(大阪からスタート)、年内中にはこの可愛いビンの 馬告 も手に入れやすくなるかも。

東京には、昨年「誠品生活日本橋」が三越前のコレド室町テラスにオープンしてそのフロアではほかの台湾のお店や製品も楽しめるようになりましたし、ほんと台湾好きにはたまらないですね。

今、日本国内でも購入できる!

さらに、 馬告 は「カルディ」でも扱われはじめました!当時台湾へ行かないと味わえなかったこのレアスパイスが今年急速に身近になってきたのは、嬉しいようで実はちょっと複雑な気分です。また、さすが目が利く方たちが現れて「馬告.jp」ではオンライン購入が可能。

プロがつくった 馬告 の料理を食べたいという方は、東京では「FUJI COMMUNICATION」「falò 」の2店で味わうことができますよ。もし 馬告 が味わえるお店をほかにご存知のかたがいたら、是非情報をお知らせください。

さらに、食ではありませんが何と 馬告 を使った製品もだしている香水ブランド「P.seven」も。コレド室町テラスにある店舗で購入できます。

台湾では 馬告 入りソーセージが屋台で売っていたりなんとスイーツにも使われているらしいので、また台湾一周できる日を待ちわびてます。

 

※FUJI COMMUNICATIONは現在、 馬告 餃子をテイクアウト可能。
※falòは現在、テイクアウト対応中のため、 馬告 メニューは不明です。

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