日曜日はかまるの妹分のルカ子がお届けします!
GOTOトラベルに東京都が加わり、先日いざ箱根へ行ってきました。近場の箱根といえ、かなりご無沙汰の旅行となったので、本当に楽しく心身ともにパワーチャージできました。そして今回宿泊したホテルがかなり良かったので、今回はホテルにフォーカスした記事をお届けしたいと思います。
日本初進出「ホテルインディゴ箱根強羅」
今回選んだホテルが「ホテルインディゴ箱根強羅」です。
当初は、箱根なので和風旅館に泊まりたいなあと思い宿探しをしていたのですが、2020年1月にオープンしたばかりで、日本初進出となるホテルインディゴを見つけて…新しいもの好きでミーハーな私なので惹かれまくってしまいました。箱根に来て、外資系ホテルというのもそれはそれでおもしろいじゃないか!と自分を納得させて。笑
ホテルインディゴとは?
ホテルインディゴはインターコンチネンタルホテルズグループのブティックホテルで、1号店をアメリカ アトランタに構えてから急速に成長し、現在は世界で100軒以上を展開しています。アジアでは、上海やバンコク、プーケット、シンガポールなどに進出していますが、日本では今回の箱根が初めて。
モダンな雰囲気を持つホテルインディゴと、古くからの温泉地箱根とのコラボレーションがとても気になるところでした。
口コミ以上の高評価!宿泊レポート
事前に調べておいたホテルインディゴ箱根強羅の口コミは、実はなかなかの低評価でした。その内容の多くが、「スタッフの対応が悪い」「チェックインに1時間も待たされた」などなど。この良くない口コミは気になっていたものの、オープンしたばかりでコロナ禍へ突入しスタッフもバタバタしているんだろうなあ、もう10月だしオペレーションも整っているだろう、と気楽に構えていたらそれが正解!
コンシェルジュの方もレストランの方も、廊下ですれ違うスタッフの方もみなさん丁寧で、でも外資系らしいさっぱり感もあって、私はとても居心地が良かったです。なので、ホテルインディゴ箱根強羅に泊まってみたいけど口コミの低さを気にしている方は、あまり口コミに左右されない方が良いです。※あくまで個人的な感想ですので、参考程度に。
むしろ、最高!と思えるポイントがいくつもあるホテルだったので、3つに絞ってご紹介したいと思います。
ポイント①天然温泉付きの贅沢客室
せっかくGOTOトラベルで4割近く宿泊費用が安くなるので、露天風呂付きの宿に泊まりたいと思ったことも、ホテルインディゴを選んだ理由の一つです。こちらは全室にプライベート天然温泉が備わっています。
箱根の澄んだ空気の中で、湯船に温泉をためると檜の香りがふわっと漂い、贅沢なリラクゼーション空間に。夜の入浴では輝く星の鑑賞を楽しむことができ、朝の入浴では徐々に色づき始めている山々に癒されました。紅葉シーズン真っ只中はもっと素敵なんだろうなあと思います。
ポイント②水着で入る混浴の大浴場
外資系ホテルらしさが際立っているのが、男女混浴の大浴場。ちゃんと温泉で、水着で入浴します。私は派手カラーのビキニを持参して入りましたが、水着はレンタルも可能でレンタル料は500円です(女性用のレンタル水着は、体のラインを拾わないワンピースのような水着でした。派手カラービキニが少し恥ずかしかったので、500円は勿体無いけど借りれば良かったなあと思いました)。
男女別の脱衣スペースがあり、大浴場で合流できます。大浴場には、身長157cmの私が入ると胸くらいの深さがある流れるプール的温泉と、プールベッドが設置された浅い温泉、ジェットバスの温泉、そしてサウナとバラエティ豊か。私が入ったのが18時頃とちょうど夕食時だったので、人も少なくゆったりできました。箱根にあるユネッサンとは一味違った大人な雰囲気の混浴温泉で、おもしろい経験になりました。
ポイント③地元食材を使った絶品料理
ホテルインディゴでの食事はディナーも朝食もレストランスペースでいただきます。ホテルエントランスすぐのところにバーがあり、その奥がレストランになっています。ドアや仕切りがまったくない一続きのスペースが新鮮。
肝心のお料理ですが、料理ジャンルはコレというのが非常に難しく…創作系多国籍料理といったところでしょうか。トリュフエスプーマのかぼちゃスープやラムチョップなどカジュアルフレンチのようなメニューもあれば、ケバブやバーベキューソースを使ったポークグリルなども。メニューに共通している点としては、ホテル10キロ圏内で生産されたローカル食材が使われているところ。せっかく箱根に来たのだから地元のものを食べたい、という思いが叶いました。
▲天然酵母のパン。この手作りトリュフバターが本当に絶品で、買って帰りたいほどでした(販売していないとのこと…)
コースでは、前菜・サラダ・スープ・メイン・デザート・コーヒーor紅茶という内容で、サラダやメインなどはいくつかの種類の中からチョイスができます。前菜からメイン、デザートまでどれを食べても美味しくて悶絶していました。美味しいだけでなく、見た目が「これどんな味なんだろう?」というお料理もありそのエンターテインメント性もお気に入りに。こんなに記憶に残る食事は久しぶりで、ここの食事を味わいたくてまたこのホテルに泊まりたい、と思うほどの感動体験になりました。
▲ビーツのサラダ。添えられているナッツがキャラメリゼされていて時々カリッとした食感も楽しい
▲やわらかいラムチョップ。かなりの食べ応え!
▲和栗のモンブラン。下がメレンゲでサクふわなのが新しい感覚
ちなみに朝ごはんは洋食と和食をチョイスでき、それぞれメインが数種類から選べました。
▲グリュニエールオムレツの朝食。神奈川ソーセージのボリュームすごかった
マイナス点がまったくない稀なホテル
旅行が好きなので、コロナ前は国内外問わずよくホテルや旅館に泊まっていましたが、こんなにも悪いところがないホテルはなかなかないように感じます。
こんなに褒めているとホテルインディゴのまわし者かと思われそうなので、“あえていえば”で一つ気になったことを。マイナス点というほどではないのですが、ホテル全体のデザインコンセプトが不思議でした。
レセプションは囲炉裏を模し、館内のところどころに箱根の伝統工芸である寄木細工のデザインが施されているなど、コンセプトを和で統一しているかと思えば、レセプションすぐ隣のギフトショップには紅茶ブランドTWGのカラフルな缶や、重厚感の半端ない中国茶器のようなものが並んでいたり。ホテル廊下に唐突に超レトロな電話が設置されていたり。そして極めつけは客室の壁を彩るかつての箱根の風景。外国人が見たら「THE JAPAN」なのかもしれませんが、日本人の私には全体的にちぐはぐな感じがしました。
が、これは“あえていえば”なので、気にしないでください。笑
私が受け取った地域共通クーポンが電子チケットだったので、使えるお店が少なく、結局有意義な使い方ができなかったので、スパで使っておけばよかったなあと。次回の勉強になりました。
〈ホテルインディゴ箱根強羅〉
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町木賀924-1
電話: 0460-83-8310