台湾好き女子の中でもマニア度高い人たちがハマっている「 馬告 」をご存知ですか? 馬告 はスパイスの名前で、読み方はマーガオ。免疫力が何かと大切な今、 馬告 は免疫力のほか多くの効果が美味しく期待できるそうです。
馬告 のようなスパイスをはじめとした農産物がとても豊かで、自然も人も穏やかな「台東」(台湾の東側)へ2018年に訪れた時のことを思い出したため、台東旅行記を数回に渡って綴っていきたいと思います。今回の記事では、台東の特色や美味しいものをお届け。
台北や高雄へは今までに何度も、そして台南もまた違った魅力を楽しみましたが、台東は国際空港からはどうしても遠いイメージがありました。でも、一青妙(一青窈のお姉さんで歯科医師・エッセイスト)さんが自転車で巡っているその青空と海の写真を見てとにかく行きたくなり、気がついたら台北の地に!
自然と文化が豊かな街・台東
台湾の東部に位置し、山もあり海もあり渓流もある自然豊かな台東。平均気温22℃以上の月が8か月もあり、「太陽の故郷」と呼ばれているそうです。
この美しい自然環境のため、サイクリング・登山・サーフィン・熱気球などのアクティビティを楽しむ人の姿も多く見られます。
そして近年台東で人気になっているのがホエールウォッチング!春から夏にかけて中大型のクジラ類に出会えるそうです。(参考:台東観光旅遊網)
自然が豊かなのでもちろん名物もたくさん。お米・果物・お茶・海産物、そして珍味も。今回の台東旅でも食事を存分に堪能しました。
息づく原住民族の文化
さらに台東の特色の一つとなっているのが、7の原住民族の文化。原住民集落へのツアーが開催されるほか、町中には原住民レストランがあるなど、台東を訪れればその多彩な文化にふれることができます。
ここ台東でしか体感することのできない文化というのも、台湾通がいま台東に夢中になる理由のひつとでしょう。
台鉄に乗って台北→花蓮→台東へアクセス

台北セントラルステーション構内
台東へ向かうには、台北から鉄道・バス・飛行機で行く方法があります。バスは時間がかかるし、飛行機は所要時間は短いものの本数が限られているので、今回は鉄道「台湾鉄道」で。

台湾鉄道の車内
台北のセントラルステーション・台北駅から向かうはまず「花蓮(かれん/ファーリェン)」です。台北から花蓮までは約2時間。そこで途中下車をし(台東旅行記②でご紹介)、さらに花蓮から1時間30分ほど電車に揺られていよいよ台東に到着です!
原住民カルチャーにふれる台東旅
はじめにもご紹介しましたが、台東の特色は原住民の文化や生活にふれあえること。ミュージアムや倉庫を改装したおしゃれスペースで、原住民カルチャーが反映された雑貨などを買うこともできます。
食材豊富な原住民レストラン

原住民レストラン「米巴奈」外観
代表的な原住民レストラン「米巴奈」では、キョンの肉料理があるかと思えば、魚料理やサトウキビを使った料理など、山川海の恵みを味わうことができます。
面白かったのは焼き魚で、日本の定食屋さんみたいな気持ちに。
そして最高なのはギャルスタッフです!
台東で泊まったおすすめホテル

ヴィルグリーンスワード外観
普通のホテルはイヤだったので、緑が多くて広々としていそうなヴィルグリーンスワードにしたら大正解。駅からも歩ける距離で、宿からは自転車を借りられるので繁華街はもちろん海岸を走るのも気持ちよいですよ。ここでも原住民の今どき女子スタッフに迎えられてとても快適に過ごせ、よく眠れました。
テラスで食事やお茶がのんびりできますし、観光ではなく心身のリフレッシュ旅にはおすすめです。
お釈迦様の頭を思わせる!?フルーツ「釈迦頭」
色々お買い物はしましたが、一番インパクトがあったのは「釈迦頭(シャカトウ)」。台東名物の果物です。ねっとりした白い果肉は甘く濃厚でじゃりじゃりとした触感と酸味があって美味しいし、なによりその見た目の強力さにしょって帰っちゃいました。
街中で売っていたおじちゃんに日本語で話しかけられたので聞いてみると、農業振興活動で日本にもよく来ていたそう。やさしい笑顔にも癒されました。
私は台湾一周(環島といいます)してみたかったので台鉄でさらに台東から高雄へ行き、台湾の新幹線に乗って台北から帰国しましたが、高雄の国際空港から帰国するパターンもあります。高雄で敢えて現代的なリノベーション・ホテルに泊まるというのも台東との変化が楽しめますよ。
台東旅行記②では、台北−台東間で途中下車した「花蓮」のグルメ情報をお届けします!