長寿と幸運のシンボル「亀」に出会える、東京ぶらりお散歩スポット

東京の月島は、もんじゃ焼きとタワマンで知られていますが、大きな亀が散歩しているところに遭遇できる街だったりもします。新型コロナの影響で気がめいる話題が多いので、なにかのんきなテーマで東京を楽しんでみたいと思い、今回は亀に出会える街とお店などをご案内します。

猫はもちろん、フクロウやモモンガやハリネズミ、さらに爬虫類などともふれあえる動物カフェが増えていますが、そういったお店とは一味違うしぶいぶらり東京スポット情報です。

月島を今日もお散歩中。亀のボンちゃん

Youtubeなどでもあがっているので、映像を見たことある人も多いかも、こちらが月島の「ボンちゃん」です。

月島3丁目の三谷葬儀社の社長 三谷久夫さんが月島の商店街を散歩で連れて歩いていて、この姿に出会えたら超ラッキー!甲羅を触られたり、女性に頭をなでられたり、そして近所の子どもたちがよく一緒に歩いていたりもして、月島が元々気さくな下町だったことを感じさせます。

三谷さんの愛亀は、アフリカ産ケヅメリクガメのオスで、50kgオーバーの巨体。20年以上前に奥さんがペットショップで買ってきた時は、手のひらにのる大きさだったそうで、こんなにまで成長するんですねえ。

キャベツや人参のほかリンゴやバナナなど、野菜と果物が好きで、以前私がグリーンのパンツをはいていた時は、キャベツと間違えてぐんぐんと足元に近づいてきたものです。会えるとなんだか幸せな気持ちになれますよ〜。

学問の神様をお祀りする「亀戸天神社」

次は、東京で亀といえばの「亀戸天神社です。最寄りの亀戸駅から結構距離があって徒歩15分くらい。銭湯とサウナの各特集記事でご紹介した錦糸町の「黄金湯」やオリナス錦糸町からは案外近く、最新銭湯とセットで楽しむのも新しいコースかもしれません(「黄金湯」についての記事はこちらこちら)。

蔵前橋通りをオリナス錦糸町から向かうと、手前に有名な船橋屋亀戸天神社前本店があらわれます。こちらのくず餅は、子どもの時にお土産でよくもらった想い出深いもの。今では百貨店などでも手軽に購入できるようになりましたが、この風情ある本店で、今の季節でしたらかき氷もオススメです。

さて、本題の亀ですが、あまり写りがよくなくてごめんなさい。とにかく境内の池にいっぱいいます。そして、現地にいた詳しい人に聞いたところ、スッポンも2〜3匹いるそうです。

なお、亀戸天神社には、本物の亀がいるだけではなく、亀像もありますし、菅原道真公を御祭神としているので資格試験中の方などは気分転換にどうでしょう。道真公の妻が祀られていて、安産や育児、立身出世の守護神としても信仰されているそうです。

パン屋さんのマスコット的亀!?「あつんこパン」

最後に、知る人ぞ知る亀情報です。かまる新聞が最も興味のある、からだによいことを食で実践し続けているお店でもあります。場所は、神田駅と地下鉄淡路町駅の中間あたりで、住所でいうと内神田1丁目。世界観だしまくりの建物の道路側にある「あつんこパンです。

手作りの味わいがたまらない天然酵母パンが夜遅くまで買える(売り切れの場合もありますが)、このあたりでは超貴重なお店で、パンが並ぶガラスケースの下の水鉢に目をやると、おぉ亀たちが!あらゆるところが植物に覆われて、なんとなく亀も居心地よさそうな気がします。

そして、以前敦子さんに建物の中で見せてもらった大きな亀がこちら

今度、彼らがどうして亀にこだわっているのか、聞いてみたいと思っています。なお、建物自体の店主のお店は「野菜居酒屋 玄氣」で、敦子さんにはこちらで会うことも。産地直送の珍しい旬の野菜や調味料へのこだわりの美味しさ、そしてカオスな店内の魅力などについては、別の機会でゆっくりご紹介します。

リアルな亀ではありませんが、両国ではこんな巨亀を発見しました。

と思ったら、これは贔屓(びし)というらしく、龍が生んだ9頭の神獣・竜生九子の一つと中国の伝説でいわれていて、亀に似ているんだそうです。重きを背負うのを好む贔屓の背に、鷹狩の勇姿で江戸城を臨んでいる徳川家康公の銅像を、隅田川沿いのテラスがオープンした両国リバーセンター見学の際などにちょっとのぞいてみるのも一興かも。

最新情報をチェックしよう!