銅パワーでストレスフリーな抗菌ライフを。ウイルス対策「銅」製品の最新情報

かまる新聞では、2020年5月末の時点で銅の効果と価値(銅と人類の歴史とともに)に注目し、3回にわたっての特集を行いました(過去1回目2回目3回目)。新型コロナ対策商品に大手企業がまだ対応できなかった状況のなか、開発ベンチャーのアクションや、アパレルの中でも素材開発に以前から意欲的な会社が銅繊維マスクを素早く発売する姿には、感動さえおぼえました。

それから約4ヶ月、ウィズ・コロナ時代への流れの中で、抗菌ライフが当たり前となり、銅を活用した製品や銅のある環境がますます拡充してきています。今回は、そういった銅を使ったバリエーション豊かな最新情報をお届けします。

プラスチック×銅粉の抜群抗菌素材「Plapper

一番のニュースは、銅粉を混ぜたプラスチック製品についてです。手すりやつり革など不特定多数の人が触れる場所に使われてまず話題となり、今ではお皿やマウスパッド、小物置き、マスクケースなどもラインナップされているそうです。

大阪のこの第一精工舎のつり革などの取り組みは、5月の銅特集の時にご紹介するかどうか検討したのですが、様々なアイテムに発展している今、一番の注目です。この素材は英語のプラスチック(plastic)と銅(copper)をかけ、「Plapper(プラッパー)」と命名されています。

ウイルスからスマホを守る!「Shield Silicone スマートフォンケース」

手に触れるものをなるべく銅で、という発想から、おそらく1日の中で最も手と接触するであろうスマホに着目した製品が「Shield Silicone スマートフォンケース」です。純銅プレートと特殊銅シリコーン樹脂からつくられていて、金属の街、燕三条だからできるものづくりを追究。

銅素材ならではの経年変化も楽しめる上、銅の風合いが変化した後も抗菌効果は継続し半永久的に使えます。機能性だけではなく、外見の変化を楽しめるこのスマホケースには、銅の魅力を多くの人々に知ってもらいたいという思いが込められています。

銅のチカラでスマホをウイルスから守るこの製品は、2020年10月23日までMakuakeにて先行発売を実施中。リターンが届けられるのは2020年12月末を予定。

自由な伸縮性で家中を抗菌「マジカルアート 抗菌・銅シート」

こちらも、人の手に触れることにこだわり、その結果、様々な場所へ取り付けることを実現した商品です。独自のブレンド方法で純度99%の銅粉末を配合し、抗菌効果をもったこのマジカルアート 抗菌・銅シートは伸縮性があるので平面部分のほか、曲面部分にも容易に貼り付けることが可能

家ではもちろん、オフィスや公共施設等の手すりやドアノブ、家電系スイッチボタン等、不特定多数の方々が触れる箇所に貼りつけることにより接触感染を防止し、抗菌効果を得ることができます

外部委託試験において、抗菌活性値4.2(黄色ぶどう球菌)、5.9(大腸菌)と高い抗菌力の証明済み。長期間使用すると10円玉のように変色しますが、変色してもその抗菌効果は十分保たれていて、シートを剥がしても糊残りがしないという優れものです。

ウィズ・コロナ時代の新ホテル「木の家」

宿泊空間で、銅フィルターが活用されたプロジェクトも登場しました。東京の深川に2020年10月開業予定の「木の家(Kinoie)」は、抗菌に徹した戸建てホテルです。かまる新聞的に注目しているのが、銅フィルター。株式会社エコファクトリーの抗ウイルスエアコン銅フィルター「エコウィンをエアコンに設置することで、抗ウイルス・抗菌・抗カビ効果が期待されています。

それ以外に、プラチナチタン触媒「エアープロット」を塗布し、触媒効果によりハウスダスト・菌・ウイルスなどを軽減。さらに、空気消臭除菌装置「富士の美風 Blue Deo」も各階に設置されます。JAXAでも採用された光触媒技術を使った、高い消臭・除菌力を持つ装置とのこと。この「木の家」がオープンを前に内覧会を実施します。

ホテル名:木の家(Kinoie)
延床面積:82.16㎡
構造:木造2階建
客室数:2室(ワンフロア貸し切り)
最大収容人数:1室あたり6人
※新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じた上での、完全予約制の内覧会です。
日時:2020年10月2日(金)
1部 13:00~/2部 14:00~/3部 15:00~(各回45分程度を予定)
定員:各回8名様まで
場所:東京都江東区森下1-18-5
アクセス:都営新宿線・大江戸線 森下駅より徒歩2分
参加申込方法:電話 03-3641-4134またはメール info@eco-reform.com までご連絡ください

銅は、米国環境保護庁(EPA)から、「公衆衛生に効果がある」という表示を法的に許可された初めての個体材料だそうです。今後も新しい発想の銅活用製品が開発されてくるでしょうから、また気になる製品や検査機関結果の情報が得られたら随時ご紹介します。
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