話題沸騰の和紙マスク「MeiMei」インタビューと、佐藤繊維からも新作和紙マスクが

先週、和紙という素材を活用した最新製品情報をお伝えしたところ、ちょうど「MeiMei」プレオーダーのスタート翌日だったこともあり、大反響でした。

そこで今回は、「MeiMei」のプロデューサーにちょっと突っ込んだ質問をしてみることに。今までにないタイプの製品ゆえに、サイトの説明を読んだだけではオーダーしにくいこともあるかもしれませんし、和紙の特性などについてもこれを機会に知ることができるのではないかと思います。

また、以前銅の特集の時にご紹介した「抗菌 洗える和紙ニットマスク」の佐藤繊維が、新たに「抗菌 洗える和紙フェイスマスク」も発売していますので、そちらの魅力もお伝えします。

発売後すぐに大反響!和紙マスク「MeiMei」

マスクによる肌荒れに悩む人が増えている中、メガネから吊るすことで肌にはほとんど触れず蒸れることもないと大変注目されている「MeiMei。そのデザイン性の高さもあり、情報に敏感な女性やWEBメディアが急速反応し、先週、日本テレビのnews every.という番組でも取り上げられたとのこと。

ご縁があって開発途中から情報は得ていましたので、今回、プロデューサーの岩男海史さんにお話を聞くことができました。

「MeiMei」についてどんな問い合わせがある?

Q.発売後すぐにメディアに取り上げられたりと話題沸騰の「MeiMei」ですが、お客様からのお問い合わせで一番多いのはどういったことでしょうか?

A.サイズのことですね。これまで世の中に無いタイプの商品でまだ店頭で試すことができないため、オーダーの際にサイズで悩まれる方がいらっしゃいます。敢えて女性と男性用に分けておらず、ユニセックスでS・M・Lの3サイズをご用意しています。

洋服や靴などと違って、顔のサイズをフィッティングすることは通常ないため、判断がしにくいのかもしれません。商品写真と、S・M・L各サイズの寸法を表示しているので参考にしてください。

和紙マスクの耐久性は?

Q.医療マスクではないと思うのですが、なるべくウイルスをガードしたいですし、また素敵なデザインのプロダクトなので可能であれば長く使いたいです。そのあたりのポイントを教えてください。

A.小津和紙さんから提供いただいている和紙は耐久性に優れたものなので、除菌スプレー(アルコール系ではないタイプを使用ください)を吹きかけても多少濡れたとしても、乾かすことで形が崩れることなく継続的に使用できます

この和紙自体は手洗いも不可能ではないくらいです。ただ、「MeiMei」は折ることで形づくられている商品のため、折った箇所がどうしても劣化しやすく、水分の影響に限らず長期間使用するとそこが目立つようになると思います。

なお、オプションでご用意している除菌スプレーは、アルコール不使用で肌にも和紙にも優しく長時間作用が続く商品です。

「MeiMei」がマスク悩みの救世主に!

ありがとうございます。気になっていたことについて、とてもわかりやすかったです。

それにしても、「MeiMei」はまさにこの夏の時期の救世主ですね。息苦しさはもちろん汗やマスクとの摩擦によるメイク崩れに悩む女性が私のまわりでも続出しています。また、ニキビができたという声なども。

さらに、個人的にもよく行っている小津和紙さんの美濃和紙を素材としていることもとっても嬉しいです。伝統工芸品ですものね。防菌防臭、対紫外線効果にも優れていて、通気性・耐久性も抜群と聞いて心強いですし、何より気分がわくわくする画期的マスクだと思います。

商品についての詳細はこちらをご覧ください。

歴史ある和紙問屋「小津和紙」

岩男さんからも説明のあった小津和紙さんは、江戸時代から続く和紙問屋さんで、日本橋本町にある本社ビルの1階店舗には、3,000種類以上に及ぶ全国各地の和紙関連商品が並んでいます。手漉き和紙の製作体験ができる工房も併設されていて、2・3階には、日本橋の歴史も学べる史料館やギャラリーなどもあります。

色柄が華やかな友禅紙から伊勢型紙、和紙の間に金箔やもみじを挟んだ美濃落水紙などなど、とにかく珍しい和紙に出会える楽園ですし、江戸の粋な会社だからこそ「MeiMei」とのプロジェクトが実現したのだろうなあと、勝手に想像しています。

他にも注目の「抗菌 洗える和紙フェイスマスク」

続いては、海外のラグジュアリーブランドからも注目されている紡績ニット会社、佐藤繊維の「抗菌 洗える和紙フェイスマスクです。こちらも、暑さ、蒸れ、肌荒れ、化粧うつり、菌の繁殖などの悩みを軽減するために開発された和紙による製品で、さらに日焼け跡残り対応のためも含め、特殊な和紙糸をハイゲージ(18ゲージ)で編み立ています。それにより、適度に空気を通して蒸れにくく涼しいのだそう。

また、頬や口まわりの接触面が少ないので、従来のマスクに比べて化粧等がつきにくく、頬・首・あご部分の日焼け跡を防ぎ、特に女性が気になるデコルテまでもカバー。便利なのは、毎日の洗濯が可能で速乾性が高いこと。

かまる流がずっとチェックしている銅によるシートは口元のポケットに使われていて、抗菌性もばっちりです

以前ご紹介した「抗菌 洗える和紙ニットマスク」の記事はこちらをご覧ください。

保湿や清涼感などうれしい成分配合

そして、抗菌・保湿・清涼感加工のために、以下の天然由来成分を使っています

  • シルクプロテイン(保湿)
  • シュガースクワラン(保湿)
  • ウンデシレン酸(抗菌)
  • キシリトール(清涼感)

※この加工は永続性はなく、洗濯で徐々に落ちていくのだそう。

価格は¥3,960円(税込)、5色展開(アイボリー、グレー、ピンク、ダークブルー、ブラック)です。息苦しさもかなり解消できるため、ウォーキングなどにも良さそうですね。

なお、和紙や銅素材に限らずこの会社の各取り組みは大変面白いので、近々山形県の特集をする際にまた詳しくご紹介したいと思っています。

「MeiMei」を開発したダダグラムさんも、「抗菌 洗える和紙マスクシリーズ」の佐藤繊維さんも、どちらもファッション業界で長く活躍している会社です。デザインへの意識が高くモノづくりにこだわる彼らが和紙の価値に注目したことは、偶然ではないように思います。色々なことを見つめ直すことになった今だからこそですね。
なお、「MeiMei」開発チームは、メガネを使わない人に向けての商品開発も進めているそうですよ。情報公開できるようになったら、かまる流でいち早くお伝えしたいと思います!
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