先日、かまる姉さん行きつけというインド料理レストランへ、ルカ子も連れて行ってもらいました。インド料理はほとんどカレー、そしてタンドリーチキンくらいしか食べたことのない私が、様々なインド料理をいただき、さらにスパイスへのこだわりに感動しました。
今回は「アンキットの気持ち」のご紹介と、こだわりのスパイスについてご紹介します。
本格インド料理が食べたい!
浜町駅より徒歩1~2分、東日本橋駅からも5分のところに「アンキットの気持ち」はあります。
一度聞いたら忘れられないチャーミングな店名は、シェフのアンキットさんのお名前です。お店の入り口にはアンキットさんの似顔絵…似ています。
店内はカウンターとテーブル席が設けられていて、カップルでも友達とでも一人でも気軽に訪れることができる雰囲気が女子には嬉しい。
北インド料理と南インド料理を堪能できる
日本では“インド料理”と一括りにしてしまいますが、「北インド料理」と「南インド料理」には大きな違いが。
例えばカレーひとつとってみても、北インド料理のカレーはバターや乳製品、油をたっぷり使用したなめらかで濃厚なカレー。バターチキンカレーなど、私たちが(私が?)よく食べるインドカレーは北インド料理ということですね。クミンやガラムマサラ、カルダモン、ターメリックなどの耳馴染みのあるスパイスは北インド料理に多く使われているそうです。
一方、南インド料理のカレーは脂肪分が少なく水分が多いサラサラしたカレー。また、南インドはベジタリアンも多く、お肉を使わない料理も多いとのこと。稲作が盛んでお米がたくさん取れるので、ライスが主食のようです。北インド料理&南インド料理の違いは気候が関係しているのでは、とされています。
オーナーの田中悦子さんにお話を聞くと、東京都内でも南インド料理が食べられるお店がここ数年かなり増えてきているとのことですが、「アンキットの気持ち」ではオープンした4年前から、北インド&南インド料理を提供しています。
米と豆の粉を発酵させて作るクレープ生地の「ドーサ」や、豆の粉に香辛料を加えたドーナツのような「バダ」、先日かまる流でもご紹介した「ビリヤニ」などの南インド系料理が楽しめますよ。
南インド料理含めた豊富なメニュー
「アンキットの気持ち」ではカレーはもちろんほかのメニューも豊富で、どれも美味しそうで迷ってしまう!なので今回は取材も兼ねて、田中さんにお聞きしたオススメのメニューをいただきました。
カリフラワーを片栗粉と米粉で揚げて甘酢あんで仕上げた「カリフラワーマンチュリアン」。米粉が決め手だということで、なるほど、皮がもっちりしてまるでお肉のような食べ応えに。菜食主義が多いインド人の知恵ですね。自粛太りの私は、罪悪感少なく食べられるカリフラワーマンチュリアンが大のお気に入りになりました。

カリフラワーマンチュリアン
続いて、甘くないヨーグルトに南インド料理のバダを合わせた「ダヒバダ」。バダを初めて食べたのですが、しっとりずっしりしたおからドーナツのような、素朴な味わい。そこに少し酸味の効いたヨーグルトが合わさり、こちらも食の進む一品でした。

ダヒバダ
そしてやっぱり大好きなカレー!今回は、「アンキットスペシャルチキンカレー」と、

アンキットスペシャルチキンカレー
「ほうれん草チーズカレー」に決定。アンキットスペシャルカレーは、南インドと北インドスパイスをミックスさせて作っているそう。

ほうれん草チーズカレー
「アンキットの気持ち」の魅力の一つがこだわりのスパイス。ピリッとして複雑に深い味わいながら日本人の口に合う加減が絶妙なんです。
こだわり!アンキットさん地元のスパイス
お店に入ってすぐ目に入ったのがカウンターにズラーっと並ぶビン、こちらはすべてスパイスです。
その中に気になるスパイスを発見!「ジャッキャ」という名前のスパイスで、なんと北インド出身のアンキットさんの田舎でしか採れない希少なスパイスだそうです。
ジャッキャを使っているというメニュー「スパイシーポテト」をいただきました。胡椒のような見た目のジャッキャですが辛いとか苦いとかではなく、ふわっと香ばしい。そして食感がプチプチしていて、これまで食べたことのない感覚にヤミツキになります。

スパイシーポテト
スパイシーポテトの他にも、日替わりカレーなどにジャッキャをたっぷり使っているとのことなので、次は日替わりカレーをぜひいただこうと思っています。
スパイスの効いたおつまみもおすすめ
お肉料理に「チキン65」をオーダーしたのですが、65って何のことだ…と疑問に思い伺ったところ、スパイスを65種類使っているためにそう呼ぶとのこと。

チキン65
濃いめの味付けとジューシーなチキンがお酒のおつまみにぴったりでした。インドウイスキーのハイボールが進む〜。
ただこの「チキン65」の65の意味について、諸説あるんですけどね、と田中さんはおっしゃっていました。さらにアンキットさん曰く、インド料理は同じ料理でも地域によって呼び方が全然変わるんだそう。そのようなインドのお話を聞くのも「アンキットの気持ち」の楽しい食事の一コマでした。
テイクアウトもOK!本格インド料理をお家でも
カレーやおつまみなどあらゆるお料理にふんだんに使われているスパイスで、食欲をもりもり促進させてくれる「アンキットの気持ち」。お料理のテイクアウトも可能で、かまる姉さんはナッツやレーズンが入った甘いナン「カブリナン」を、いつもテイクアウトして次の日の朝食にするそう。
翌日にまで美味しいを提供してくれる「アンキットの気持ち」、なんて素敵なレストラン。これまでインド料理屋さんでほぼカレーしか食べたことのない私にとって、インド料理にハマる第一歩となりました。
〈アンキットの気持ち〉
所在地:東京都中央区日本橋浜町2-62-4
※人形町店もあります
営業時間・定休日:11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~22:00(L.O.21:30)・不定休
店舗情報:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13197896/