ネクスト・タピオカドリンクといわれているバナナジュースを今回ご紹介するのですが、実は以前からちょっと気になっていたことがあるんです。
それは、バナナジュース・ブームの震源地についての疑問、と言ってもよいかもしれません。
バナナジュース・ブームの震源地!?気になる3店舗
まず、「マツコの知らない世界」で全国的に有名になった「sonna banana」(画像右上)。今は広尾店やイベント等で知っている人が多いかもしれませんが、最初のお店は八丁堀というちょっと地味めなビジネス街の大通りをはいったところにあります。
そして、元祖的存在の東銀座「BANANA JUICE」(画像右下)。銀座と聞いてイメージするのとは少し違った、八丁堀と同じような中規模オフィスビルの多い一画の小さな路地に、しぶーく輝いているレジェンドです。
さらに、今話題の日本橋に現れたオシャレ感もある「BANANA JUICE TOKYO」(画像左)。ニューフェイスながら既にリピーターも多いこちらは、九段下に早くも2店舗目がオープンしていて、個人的には一番注目しているお店です。
東京以外の方にはわかりにくいかもしれませんが、この3店は半径約500m足らずのところにあって余裕で歩ける距離。どうしてこのエリアに新旧話題のバナナジュース専門店本店が集結しているのか、、各スタンドを巡りながらそのヒントを探してきました。
八丁堀「sonna banana」
一度聞いたら絶対に忘れない店名の「sonna banana(ソンナバナナ)」。
オープンしたばかりの頃に偶然通りかかって、その濃厚なバナナジュースと店主のキャラ、さらに店内の壁に書かれているバナナへの想いと沖縄にもお店があるらしいことが妙に印象に残りました。
今もお店の佇まいは変わらず、場所柄か男性のサラリーマン客も数多く見かけます。ひょっとして、そんなおじさんにも喜ばれるようにダジャレてき店名にしたのかなあ、と以前から思っているのですが、直接質問したことはありません。この日は黒ゴマのバナナジュースにしてみました。
東銀座「BANANA JUICE」
&プレミアムなどを発行する出版社、マガジンハウスのすぐ近くで2014年からスタンドを始めて熱烈なファンが多い「BANANA JUICE」。
この一画は、コロッケパンやハムカツパン好きが詣でるレトロなパン屋のチョウシ屋をはじめ味わいのある店が多く、「BANANA JUICE」もそんな一軒。
店名のストレートさもよいですし、職人のような実直さが味にも反映されている気がします。今回はケールのバナナジュースに敢えてチャレンジ。多少不安もありましたが、甘さと青臭さの絶妙なバランスで、な、なんと美味しいことか!からだによくて幸せな味わいとは、まさに、かまる流。
日本橋「BANANA JUICE TOKYO」
東京駅にもほど近い超一等地に路面店を構え、店名に東京を入れていることからも意気込みがわかる「BANANA JUICE TOKYO」。
基本スタンドですが、前の2店と異なり店内で飲むこともできます。私のように少なめで楽しむタイプにはサイズと料金設定がほどよく、味も大満足!そして、ここでわかったのは、なんとこちらは東銀座「BANANA JUICE」から作り方などを伝授されたとのこと。つながってたんですねえ。
今回は、九段下の靖国神社南門向かいにある2号店のスタンドでも購入してみました。日本橋店とはまた若干違うトッピングやスタイルが面白いのですが、ビルの2階のため通り過ぎてしまわないように注意してください。
考察!バナナジュース3巨頭が近隣のワケ
さて、このバナナジュース3巨頭本店がごくごく近いエリアに固まっている理由を私なりに考えてみました。
一つは、やはり築地が近いからではないでしょうか。青果市場に詳しくはありませんが、果物についても品質にこだわるプロが仕入れていた築地市場なので、バナナも色々な種類が集まっていてよい製品を安定して仕入れることができた名残なのかもしれません。
でも一番の理由は、バナナジュースが男女問わず働きものの味方だからのような気がします。栄養価や腹もちなどから私も助けられることが多いですし、ストレスフルな日々の中でこの3店のスタンドが見えると、ビジネス街のメインからちょっとずれたところにあるオアシスのような気がして思わずニンマリしてしまいます。
タピオカドリンクに比べてカロリーが低いことや、食物繊維・カリウムが豊富でダイエット効果に優れ、幸せホルモンもつくってくれるというバナナとバナナジュースの魅力については、また近いうちにご紹介しますね。
奥が深い…バナナジュースの世界
今回ご紹介したバナナジュース専門店とは別のタイプで、チェックしていた2店があります。
三重県伊勢から東京へ進出してきたという「7days BANANA」。伊勢・大井町どちらのお店もまだ行くことができていないのですが、伊勢茶やスピルリナなど他にあまりないトッピングに興味大。健康的な街を目指している大井町だからと出店を決めたそうです。