珪藻土(けいそうど)は植物性プランクトンの一種である「珪藻」の殻が堆積して化石化した岩石です。
耐火性、耐熱性、水分や油分を大量に保持できる、などの特性を活かして土壌改良材や、絶縁体、壁材など様々なものに活用されています。
近年では、建材の発する化学物質やカビ・ダニが人体へ悪影響を与えている「シックハウス症候群」が問題となっていて、昔から使われていた自然素材の建材が再注目されています。
珪藻土は吸湿して屋内を適度な湿度に保つ効果があり、結露・カビが発生しやすいコンクリート造の住宅の天井や壁材として使用することで、住宅環境の改善が図れます。
但し、珪藻土をほとんど含まない粗悪品も流通しているので、導入には注意が必要です。