最近、おうち飲み用でリピートしているお酒に「カバラン」があります。数々の国際タイトルを受賞している台湾産プレミアムウイスキーで、亜熱帯地域で生まれた世界初のもの。そんな「カバラン」ウイスキーのオンラインテイスティング会が、「台湾フェスタ」プログラムの一つとして開催されるという情報をキャッチしました。
そこで今回は、「カバラン」の魅力と、台湾好きにとっての2020年の最後を締めくくるイベント「台湾フェスタ」についてご紹介したいと思います。
台湾生まれのウイスキー「カバラン」とは
「カバラン(KAVALAN)」は、世界で絶大な評価を獲得している台湾生まれのウイスキーブランドです。きっかけは、台湾が世界貿易機関(WTO)加盟を果たした2002年、台湾の飲料大手「金車グループ」がウイスキーへの参入を決めたことから。
本場のスコットランドなどから専門家を招聘し、2005年に麦芽粉砕から発酵、蒸留、熟成までの全工程を行う蒸留所を完成。日本の蒸留所の視察なども重ね、「カバラン」は2008年に初出荷を果たしました。その後、2010年以降、IWSC、SWSC、ISC、WWAなど、ウイスキーの国際コンペティションで高い評価を受けるようになり、驚異的なスピードで世界のプレミアムウイスキーの仲間入りをしています。
熱帯果実と称される独特な風味を楽しんで
ウイスキー界に新風を巻き起こしている「カバラン」の大きな特長の一つが独特なアロマで、多くのタイトルを受賞しているポイントともなっています。ウイスキーは寒冷地の酒、という常識を覆し、温暖湿潤な気候により早期に熟成が進むという利点を生かして、これまでとは異なるウイスキーが生み出されました。
「熱帯果実、熱帯果実のジャム」と評されてもいるその香りと味わいについては、改めてレポしたいと思います。色々なタイプのある「カバラン」のバリエーションなどについても。
カバランの名前の由来は土地から
ちなみに、「カバラン」という名は、蒸溜所のある台湾北東部の宜蘭(ぎらん)県の旧名に由来します。元々は「平原の人」を意味する言葉だそうで、「カバラン人」と呼ばれる人々が暮らしていた豊かな自然と文化をリスペクトしてブランド名に使われているのでしょう。
12月13日「台湾フェスタ」@オンライン 開催!
世界を魅了し、日本でもここ数年注目度が高まっているこの「カバラン」、まだ飲んだことのないウイスキー好きの方に朗報です。
例年夏に代々木公園で行われてきた「台湾フェスタ」というイベントが2020年12月はオンライン開催となり、その目玉企画の一つとして、なんと「カバラン」のオンラインでのテイスティング会が予定されています。
「カバラン」ウイスキーの楽しみ方をはじめ蒸留所の歴史やこだわりをブランドアンバサダーから学ぶことができるこのオンラインイベント。蒸留所の協力を得て、おうちでテイスティングをしながら参加できるという画期的内容です。
開催日:2020年12月13日(日)14時~(90分予定)
参加費:テイスティング参加の方7,800円(送料・税込)
※テイスティング参加申込みは受け付けが終了しています。
〈テイスティングウイスキー(各50ml)〉
・カバラン クラシック / Kavalan Classic
・カバラン コンサートマスター / Kavalan Concertmaster
・カバラン ソリスト バーボン カスクストレングス / Kavalan Solist Bourbon Cask Strength
※テイスティング参加しない方 1,500円(税込)
講師:カバラン・ブランドアンバサダー 櫻井悠奈
出演:台湾キュレーター Marie
https://twfes.com/
他にも、オンライン参加型イベントが充実
「台湾フェスタ」では、「カバラン」のイベントの他にも、話題のクラフトビール「サンマイ(SUNMAI)」ビールのテイスティング会や台湾料理教室など、オンラインでの参加型イベントが充実しています。個人的には、スーパーフルーツとして話題の台湾産ナツメについて学ぶセミナーにも興味津々。
「カバラン」のテイスティング参加は間に合いませんが、次に台湾へ行ける時のための予習を兼ねられる多彩なプログラムが、12月いっぱい繰り広げられていますよ。