現役女子だけじゃなく男性やシルバー層まで!イマドキのVIO脱毛事情とは

コロナ渦で自分と向き合う時間が増えたからか、脱毛や育乳、デリケートゾーンケアといったよりパーソナルな部分の美容への需要が高まっているそうです。

その中でも女性だけではなく男性まで、老若男女問わず利用者が増えている脱毛。しかもVIOのケアに注目が集まっています。そこで、かまるの妹分ルカ子が昨今の脱毛事情をご紹介したいと思います。

まだ低い?日本女性のVIO処理率

以前デリケートゾーンケアに関する記事の中で、日本は“デリケートゾーンケア後進国”ということをお伝えしましたが、アンダーヘア処理に関しても、昨今低価格でエステやクリニックの脱毛ができるようになり利用者が増えたとはいえ、まだ浸透の余地がありそうです。(以前の記事はこちら

パナソニック株式会社がVIO脱毛に関して実施した調査(18-34歳女性30,000人を対象)では、2人に1人はVゾーンの処理を行っていて「毛が無い状態」「量や長さを整えている状態」と何らかのムダ毛ケアをしているそう。50%という処理率に対して、高いのか低いのかの捉え方は人によって全く異なるのではないでしょうか。私自身が感じたことは「半分の人しか処理していないんだ!」とその低さにびっくり。

そして、Iゾーンは43.8%、Oゾーンについては35.7%と処理率はより低め。こちらは自己処理が難しい箇所なので、Vゾーンより低くなることは納得です。

日本の意識の低さにカルチャーショックレベル…!

そして同調査で興味深かったのが、世界のVIO事情を知るべく、日本、アメリカ、カナダ、フランス、韓国と5ヵ国の女の子たちとVIOケアに関する座談会を開催したということ。下記、トーク内容抜粋。

AKINA(アメリカ)、REIKO(カナダ)は中高生のうちからVIOのお手入れを始めていて、CHLOÉ(フランス)も、家のお風呂場には母親のVIOケア用品が置いてあったことからVIO処理は一般的なものであったと認識。「日本は下着も可愛いものも多いのに、VIOは処理していない子がいて、ビックリしたよ!」と、欧米勢からすると日本のVIO処理率の低さはカルチャーショックレベルのよう。

お隣韓国はVIOケアを意識するようになったのはここ数年のようですが、痛みや手法については「普通に話します。『痛い?どうだった?』とか、『今からやってくるよ!』とか」(DOYUN/韓国)と、友達同士での情報共有が盛んに行われているようです。

このトーク内容から感じたのは、日本はVIO脱毛のハードルが高いのではないか、ということです。フランスのCHLOÉちゃんはバスルームに母親のVIOケア用品があったとのことですが、そもそも日本ではIとO用のケア用品ってドラッグストアなど気軽な場所では見かけません。アンダーヘアの処理、特にIとOのケアはエステやクリニックで脱毛を行うのが一般的ではないでしょうか。

最近はIとOにも使えるセルフケアアイテムが登場

そんな中、最近ではやっと!VIOをセルフケアできるアイテムが登場しています。

2020年5月にパナソニックから発売されたのがVIOフェリエです。

お手入れ用のトリマー刃、仕上げ用のネット刃、毛にそってなでるだけで毛の長さを揃えてくれるボリュームダウンコーム、IとOゾーンへは肌に直接刃が触れないスキンガードと、4つのヘッドを付け替えて使いますお風呂で使えて、丸洗いOKというのも嬉しいポイントです。

そしてもっと手軽なアイテムとしては、総合刃物メーカーの貝印のVIO専用カミソリ「FEMINICAREが2019年12月に発売されています。

本体をよりコンパクトにし、窓から刃の動きが見える構造で多様な剃り方に対応する画期的な商品。刃が直接肌に触れないクシ状ガードで、デリケートな部分に使っても安心です。

このVIO専用カミソリは、メンズ用の「DANDYCARE」も同時発売されました。男性のVIOケアへの意識の高まりがわかりますね。

メンズやシルバー層にも広がるVIO脱毛意識

世界に比べるとまだまだ日本人のアンダーヘアの処理意識は低いのかもしれませんが、国内だけを見れば意識は確実に高まっています

メンズ脱毛についてはエステサロンやクリニックのTVコマーシャルがバンバン流れていますし、メンズのVIO脱毛についても芸人など有名人が行っていることを普通に公表しています。メンズVIO脱毛した男性のことを「ハイジ男子」と呼ぶなど、ネット上での呼び名も確立されているほどです(VIO脱毛でまったく毛を無くすことをハイジニーナ脱毛ということから、ハイジ男子となったそう)。

もっと需要が高まりそうな介護脱毛

そして今、メンズ脱毛よりも注目したいのがシルバー層に広がる「介護脱毛」です。介護脱毛とは、将来自分が介護される側になった時に排泄後の拭き取りや清拭で介護士ほか第三者へに迷惑をかけないようにと、毛が黒いうちにアンダーヘアの毛を脱毛することをそう呼んでいます。

リゼクリニックが行った調査によると、介護脱毛をやりたいと思うか?という質問に対し、女性では約半数が、男性では約3割が「はい」と回答しています(40~50代の男性333名、女性330名)。

介護脱毛という言葉に対して、ポジティブな響きを感じず申し訳なさのような複雑な感覚を覚えてしまう私ですが、”介護”といっても50代〜60代くらい(人によってはもっと早い段階)で考えておくべき問題です。というのも、脱毛の機械は黒色に反応するから。年をとってアンダーヘアに白髪が混じってきたとしたら、白い毛は脱毛することができません。

他人本位の脱毛に感じるざわざわ…

これまでの脱毛に対する感覚は、キレイになりたい!処理から解放されたい!とポジティブに自分のために行うものと思っていました。

ただ、介護脱毛とい考え方は少し違います。人のために脱毛をしたいという思いやりに、気持ちがざわざわしてなんだか切なくなりますが、自分だったらどう思うか?と考えてみると「やっぱり介護脱毛をしたい」と思いますね。

では、自分の親やパートナーに介護脱毛をしてほしいか?と考えると「どちらでもいい」と思います。私自身はまったく気にしないけど、介護される本人が迷惑がかかると気持ちが沈むようであれば介護脱毛に大賛成。

単純な介護問題だけでないニュアンスもはらんでいる介護脱毛、みなさんはどう思うでしょうか。

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