コロナウイルス感染対策には、手洗いとうがいが重要ですよね。感染予防もあって、私は毎日鼻うがいもしています。
春は風が強く埃っぽいし、花粉症、PM2.5や黄砂など汚染物質が大陸から運ばれてきます。私は黄砂の時期に目がかゆくなりやすく、鼻水も少しねとっと詰まるような感じで…。鼻うがいをするとウイルスなども洗い流し、詰まった鼻水も出てすっきりするので、慣れてしまえば気持ちいいです。
そこで今回は鼻うがいに使うアイテムや方法についてご紹介します。
鼻うがいを始めたきっかけ
そもそも前から片方の鼻が詰まりやすいことに疑問でした。ヨガの片鼻呼吸法をした時も、どうにも吸い込む空気量が違う気がしました。そこで、鏡で下から鼻の穴をのぞいたら、私は左右の形も穴の大きさも割と違ったんです…。家族の鼻を見せてもらったら、私ほどの左右差はなかった…。
鼻の通りをよくするにはどうしたらいいものかと悩んでいたら、花粉症の友人から「鼻うがいするとすっきりするよ」とアドバイスされました。やり方を聞くと、「コップにお湯と塩を入れて鼻からゆっくりすする」と言われました。
最初はコップ鼻うがいに大苦戦…
ちょっと怖くて、その時はふーんと答えただけだったのですが、しばらくして鼻が詰まってきたので、試しにやってみたんです。
案の定、うまくお湯が入らず、逆流したり、喉に流れ込んでむせたり、洗面所でギャーっと叫んでおりました(笑)。その後も果敢に、鼻の調子が悪い時だけコップで鼻うがいしてましたが、どうにもやりづらく習慣化には至らなかったんです。
鼻うがい器「ネティポット」のススメ
コップでの鼻うがいに苦戦していた私ですが、今はインドの鼻うがい器「ネティポット」を使って鼻うがいをしています。ヨガのジャラネティという鼻うがいのための器具なんですよ。
プラスティックの小さいジョウロみたいな形で、コップよりはいいかなと買ってみたのが始まりでした。
ネティポットとの出会い
ネティポットと出会ったきっかけは、アーユルヴェーダでした。
2006年に、ごま油でアーユルヴェーダのセルフマッサージを指導する本が出て話題になりました。その本を南青山プライムクリニックの蓮村誠先生が監修しておられ、アーユルヴェーダってなんだろう?と思った私は、何度か診察していただきました。クリニックに置いてあったアーユルヴェーダのアロマが気に入り、販売しているサイトを教えていただいて、そこで「ネティポット」に出会いました。
ネットで調べたら、今はネティポットが割とメジャーになってるんですね。色もたくさんあってきれい。ヨガの普及や花粉症のおかげでしょうか。
鼻うがいアイテムいろいろ
鼻うがいアイテムはネティポットの他にも、ドラッグストアで買える「ハナノア(小林製薬)」や耳鼻科でも取り扱う「ハナクリーン」もあります。まずは自分に合うものを探して試してみてもいいですね。
ネティポットはプラスチックのもので1つ500〜700円で買えて、あとは水と塩の用意でOKなのでコスパ的にもおすすめ。私は毎日使っていますが、なかなか壊れないです(ただ、3か月程度の定期的な交換が望ましいというものもあります)。
プラの他に銅製もあり、こちらは2,000〜3,000円程度。銅自体に殺菌作用があるので、長く使いたいなら銅製のネティポットにするのもありです。
ネティポットを使った鼻うがい方法
ネティポットでの鼻うがい、やり方は簡単!
- ネティポットへ沸騰させたお湯を一度通し、煮沸消毒する(耐熱温度を予め確認してください)。
- ポットに塩を入れて、38~42度くらいにさましたぬるいお湯で溶きます。
- ジョウロの口を鼻の穴に入れてをゆっくりとお湯を流し入れます。首を少し傾けて、あーと声を出すと、喉にお湯が流れ込まず反対の鼻の穴からお湯が出てきます。
- それを交互に行います。
- 最後は、口をあけて息を短めに細かく吐いたり、片方の鼻を指で押さえて交互に息を吐き、残ったお湯を出します。
ポイントは、
- 沸騰してさましたお湯を使うこと。真水は鼻が痛くなりますし、滅菌もかねて煮沸は大切です。
- 体内の塩分濃度と同じ程度の食塩水で行う(0.9%)。私はポットに対して、ティースプーン半分弱を溶かします。
- 中耳炎になりやすいから、鼻に水が残っていても鼻をかまない。
- 使った後のネティポットはきちんと乾かすこと。
インドでは朝に鼻うがいをし、寝てるときに残った水が流れ込まないように夜はしないそうです。
このコロナの状況ですので、私は買い出しなどで、いつもより人が多いところに出た場合は朝と別に帰宅後にやっています。
うがいした後に、残った水分を出したくてついつい強く鼻をかみたくなるのですが、以前やってしまったあと、耳が少しおかしくなったことがあるので、くれぐれもご注意ください。また鼻に炎症があったり疾患がある方は医師に相談してからにしてくださいね。